徳島大学病院で研修を希望される場合は、徳島大学病院卒後臨床研修センター(医)のホームページ http://www.tokudai-sotsugo.jp/index.html の応募案内・お問い合わせをご覧下さい。
小児科をはじめとする小児外科や小児泌尿器科、小児整形外科などの子どもの診療に携わりたいという初期臨床研修医のためのプログラムです。
まず医師としての総合的な臨床力を養い、また家庭医として将来こどもの家族も支えることができる基礎を学ぶために内科系と救急での研修を行います。
2年目には小児医療に特化して、感染症や川崎病などのCommon Diseaseから難治性疾患まで、さらに内科系から外科系まで含めて、あらゆる子どもの問題を経験できます。産科まで含めた周産期医療の研修も充実しており、また指導医とともに小児救急患者の診療も可能です。その中でルート確保、心肺蘇生、骨髄穿刺、髄液検査、虫垂炎手術、帝王切開術などの手技や手術を経験することもできます。
明るいコミュニケーションの中で育まれる、Discussionの活発なチーム医療の現場で協調性や柔軟性を獲得することも目標としています。クリニックでの短期研修もあり、家族全体を支える家庭医としての経験豊富な小児科医の姿勢も学べます。また経験症例の中から小児科学会総会など学術集会への発表のサポートがあり、論文作成も積極的に指導をしています。将来こどもの診療に携わりたい研修医に優しくて有意義なプログラムとなっており、希望に合わせて個別に対応もしています。
1ヶ月:小児科(大学病院)
1ヶ月:産婦人科、外科、麻酔科、精神科より選択
*田山チャイルドクリニック
*かなめ小児科内科クリニック
※選択(11ヶ月)の小児科研修は下記協力病院での3ヶ月研修も可能
*徳島県立中央病院(徳島)
*徳島市民病院(徳島)
*徳島赤十字病院(徳島)
*徳島県鳴門病院(徳島)
*高松赤十字病院(香川)
*独立行政法人国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター(香川)
*国立成育医療研究センター(東京)
1) | まず、小児科学会に入会し、卒後6年目に小児科専門医の認定資格を獲得する準備を行います。 | ||||||||
2) | 3年目以降の研修は個人の希望に応じて柔軟に対応いたしますが、原則的には数年間、大学病院を中心とした主要関連病院でより深い小児科臨床を研修し、将来の方向性を決めます。 後期研修の少なくとも1年間は大学病院にて研修を行い、高度先進医療を経験し最新の小児医学の情報に触れる事は、医師としての知識・技術の向上にとどまらず、将来、自分のサブスペシャリティーを決めるうえで大切であると考えています。 具体的には、個人個人の事情に応じて、以下のような後期研修が挙げられます。
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1-2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
例1 | 初期研修 | 大学 | 関連病院 | 関連病院 |
例2 | 初期研修 | 関連病院 | 大学 | 大学 |
例3 | 初期研修 | 大学 | 関連病院 | 大学 |
3) | 1)専門医研修の終了後(卒後6年目に相当)、専門医の資格を取得し、以後は各自の希望に沿って活躍していただけるよう医局としてサポートします。すなわち、 |
1. | 関連病院小児科で小児科医として勤務し、広い分野で活躍する。 |
2. | 大学病院小児科で診療を続け、その分野の専門医を目指す。 |
3. | 医療行政・福祉にかかわりつつ、小児医療体制の発展に取り組む。 |
4. | 大学院に入り、興味のある分野での研究を行い学位を取得する。 大学院修了後は、更なる発展を目指して海外留学する。 |
4) | 研修の1週間の概要 週1~2回、外来で各専門医による指導が受けられます。 それ以外は、病棟の主治医として研修してもらいます。 どの患者でも、各分野の上級医から的確な指導・アドバイスが受けられ、診療にあたっては、上級医と共に行動します。 更に、カンファレンスその他の充実した教育プログラムが週に数回、継続的に準備されています。 |
成育医療に関する最新の話題を学ぶ成育医療セミナー(講師はわが国における小児科各専門分野のエキスパートである)を
年数回行っている。